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Latest News 11月5日発売 - 東京演劇現在形
東京現代演劇シーンで活躍する主に30代の作家たちを、初めて和英両言語で紹介するロングインタビュー集。著者は日本演劇の動向を10年以上追うジャーナリストであり、その経験をもとに8人の作家たちに質問を投げる。各インタビューは、作家の生い立ち、キーコンセプト、主要作品などを網羅し、彼らのキャリアへの明快な手引きとなる。 本書はここ10年の日本演劇界の動向を一般に向けて広く紹介する書籍であり、かつ「現代東京」という世界的にも特異な場所に生きる作家たちの言葉から、2011年現在の社会文化的傾向の読解を試みる文献でもある。

序文から

ここで紹介する8人の演劇作家たちは、概して70年代に生まれた「ロスジェネ世代作家」または「ゼロ年代作家」という名のもとに束ねられがちな人びとである。しかし彼らの作品を丁寧に見ていくと、それは安易に括ることのできない個々にイディオシンクラティックな表現であることがわかる。さらに言えば、それらは他のどの時代にもどの国にも参照系の座標軸を持たない、出自が非常に「パーソナル」な表現だ。[...] 彼らは皆、みずからの置かれた状況の複雑性を十分理解したうえで、その複雑性の網を強行突破してしまうほど強い純然たる嗜好性による「パーソナル・ルール」を決めていく。[...] 言葉を強めるなら「小さなドグマ」を構築し、演劇という手段を借りて自分たちの脳内の想世界を具現化してみせる。

紹介する作家たち:

  • 高山明(Port B)
  • 松井周(サンプル)
  • 岡田利規(チェルフィッチュ)
  • 岩井秀人(ハイバイ)
  • 前川知大(イキウメ)
  • 三浦大輔(ポツドール)
  • タニノクロウ(庭劇団ペニノ)
  • 前田司郎(五反田団)

著者略歴:

岩城京子

1977年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。01年より主にパフォーミング・アーツ(演劇・舞踊など)を専門とするフリージャーナリストとして活動。世界13カ国で取材を行い、年間100本に及ぶ記事を執筆する。主な執筆先に、AERA、日経WOMAN、シアターガイド、朝日新聞など。来日公演プログラムへも多数寄稿。またフリーランスのアート・コンサルタントとして、フェスティバル/トーキョーなどに協力する。2010年、神奈川芸術劇場クリエイティブ・パートナー就任。2011年9月よりロンドン大学ゴールドスミスカレッジ在籍。現在、東京とロンドンを拠点に和英両文で執筆活動を行う。
http://kyokoiwaki.com